2017年4月26日水曜日

5月の展示予定です

まもなくゴールデンウィークに入りますね。
婆小町の所属する陶芸教室も版画工房もお休みになるので、制作活動はお預け。ゆっくり休みます。

さて、ACCa の5月の展示は

5月6日(土)、7日(日)ウィークエンドギャラリー(常設展)
 13日(土)〜21日(日)高野浩子・里 佳孝 彫刻展
                ムネーモシュネー
(最終ウィークエンドは出張展示に出かけるかもしれないので、未定ということに)

今日は、東京駅近くの三菱一号館美術館にて開催中の「オルセーのナビ派展」に行ってきました。"美の預言者たち ‐ささやきとざわめき‐"というサブタイトルがついています。アンティミストと呼ばれるヴュイヤールやボナールが好きなので、他のナビ派の画家たちはどんな絵を描いていたのだろう、と興味をもったのです。
ドニやヴァロットンなど、ナビ(預言者)たらんとするメンバーたちが、盛んに議論し、実験し、新しい絵画を求めて奮闘していた様子が絵から想像できました。
が、やはり先の二人が抜きん出ているなーというのが正直な感想です。

緑溢れる美術館の中庭は美しく、カフェで寛ぐ人々を眺めていると、さながらフランスにいるような気分になりました。丸の内にいることを忘れて。





2017年4月21日金曜日

彫刻二人展を前に

来月の企画展、「高野浩子・里佳孝 彫刻展」のDMハガキが出来上がってきました。今回は、高野さんはテラコッタを、里さんは木を素材として、"記憶"をテーマに様々な表現に挑戦しています。心の奥深くに訴えかけてくるお二人の作品を是非ご覧いただきたいです。



彫刻展までしばしの時間を与えられ、今、婆小町は日頃なかなかできないことを嬉々として実行に移しています。

例えば、気にかかっていたギャラリーさんに伺えるのもこんな時。やっと願いが叶うかと思うと足取りも軽くなります。
今日は、港区麻布台にある「ギャラリーSU」さんで宮下香代さんの個展を拝見してきました。紙と針金を素材にした、オブジェやモビール、平面作品など。「光から生まれるかたち」を思い制作されているということですが、その軽やかな作品は、SUさんのレトロな窓から差し込む光をまとって、空間を自由に泳いでいるような印象を受けました。ため息の出るような美しい展示でした!




明日、明後日、ACCaは常設展を開いています。初夏に使いたいガラスの器など。どうぞ手にとってご覧ください。


2017年4月14日金曜日

尾形かなみ ガラス展、日曜日までです

月曜日から尾形さんは在廊なさっていませんが、是非新作を見たいと、かなみファンが次々にお見えです。
みなさん、それぞれの作品に描かれているモチーフが、宮沢賢治のどの物語に登場するか想像しながら丁寧にご覧になっている様子。
「銀河鉄道の夜」を彷彿とさせる星座の作品群は、深いブルーが印象的で、どなたも"美しい"と感嘆の声を上げて見入っていらっしゃいます。ほかの物語に登場する、うさぎや鳥や鉱石類も人気です。
会期はあと2日。最終日には尾形さんも在廊されますので、是非お出かけください。




ところで婆小町、昨晩は、久し振りにお芝居を観てきました。紀伊國屋ホールで開催中の「わが兄の弟ー贋作アントン・チェーホフー傳」です(マキノノゾミ作)。見応えのある熱い舞台で、演出が巧みだなという印象を受けました。
このお芝居を推めてくださったACCa のお客様は、年間100本以上の芝居を観ていらっしゃいます。今度は、飛びっきりの喜劇を推薦していただきたいと思っています。

尾形かなみ ガラス展 ー十力の金剛石ー
2017年4月8日(土)〜4月16日(日)
12時〜19時(最終日は16時まで)


2017年4月8日土曜日

「尾形かなみ ガラス展」本日スタートです

尾形さんの展示、今回は宮沢賢治の世界から想を得たものです。搬入された作品全体から受ける印象は、宇宙、鉱物、自然、と正に賢治そのもののようです。

深いブルーの宇宙に浮かび上がる星座たちは、「銀河鉄道の夜」を、色とりどりの宝石は「十力の金剛石」を連想させます。
他にも、「鹿踊のはじまり」、「月夜のでんしんばしら」、「貝の火」など賢治の物語の登場人物(?)が其処此処にさりげ無く存在します。

塊ガラスによる小立体のほか、アクセサリーも出展されています。お手にとって、賢治の世界に想いを馳せてください。








尾形かなみ ガラス展 ー十力の金剛石ー
2017年4月8日(土)〜4月16日(日)
12時〜19時(最終日は16時まで)


2017年4月7日金曜日

桜前線を追って北へ

昨日は、朝東京を出発、福島県の三春町を目指して東北道をひた走りました。東京では桜が満開を迎えていましたが、北へ行く程に沿道の花影が薄くなり、栃木市に入ったあたりから殆ど見えなくなってしまいました。やはり三春町の1000年の滝桜は無理かなーと半ば諦めの心境で目的地に到着。

実は、私たちの目的は観桜ではなく、三春町に工房を構える陶芸家の金山忍さんをお訪ねすることでした。昨秋、金山さんの作品・ダンゴニンゲンに出会って以来、どうしても制作の場を拝見したい、他の作品たちにも会いたいと思っていたのです。

鬱蒼とした竹やぶ、大きな枝垂桜を背景に、薪窯の窯場がありました。工房は、吹き抜けの天井が高い、とても洗練された、しかも温かい雰囲気の仕事場でした。こんな環境で制作すれば、あのおおらかでユーモラスなダンゴニンゲンが生まれてくるのだと納得。
他にもアフリカのプリミティブなお面やオブジェと並んで違和感がない作品があちこちに。

金山忍さんには、この秋、ACCa で個展を開いていただくことになりました。乞うご期待!!




さて、本日はガラスの尾形かなみさんの搬入があります。ワクワクしてお待ちしています。

尾形かなみ ガラス展 ー十力の金剛石ー
2017年4月8日(土)〜4月16日(日)
12時〜19時(最終日は16時まで)


2017年4月3日月曜日

「十力の金剛石」とは?

8日(土)から始まる尾形かなみさんの個展のタイトルは、「十力の金剛石」。はて?
これは、宮澤賢治の話の題名で、尾形さんがお好きな話とのことです。

婆小町は遠い昔学校で賢治の講座に出た記憶があるのですが、この話は読んだことがありませんでした。で、早速読んでみたのですが、やや難しい印象を受けました。

とある国の王子が美しく立派な宝石を求めて冒険に出るのですが、最後には宝石に勝るもの、万能な宝珠、は自然の力・恵みであると悟る。(この解釈で間違っていないと良いのですが!)十力とは万能を表す仏教用語らしいです。

さて、この話の中にはたくさんの鉱物が登場します。金剛石=ダイヤモンド、くらいは辛うじて分かるのですが、漢字で書かれた鉱物名で分からないものがいくつもありました。
蛋白石、天河石、硅孔雀石、碧玉、霰石、孔雀石、等々。皆さん、ご存知でしょうか?

この話が、尾形さんの創作にどんな力を与えているのでしょう。作品を拝見するのが待ち遠しいです!

尾形かなみ ガラス展 ー十力の金剛石ー
2017年4月8日(土)〜4月16日(日)
12時〜19時(最終日は16時まで)


2017年3月31日金曜日

久し振りに映画を観てきました

4月の企画展、「尾形かなみ ガラス展」(8日スタートです)まで少し時間があるので、気になっていた映画を観に出かけました。
ケン・ローチ監督の「わたしは、ダニエル・ブレイク」です。

経済的に絶望的な状況にあっても、毅然として誇りをもって生きていく主人公。人間の尊厳を失わずに。その尊厳を傷つけ、巧妙で煩雑な手続きで彼を排除していく公のシステム。作品全体に充ちる静かな怒りは、真っ直ぐに心に届いてきます。
そして、これは彼の国だけのことではなく、この国の話でもあると気づきます。

問われているのは自分かもしれないと。現状に無関心でいることの罪深さ。映画を観て感動して、それでおしまいにして良いのだろうか?
深刻にならず、でも真面目に考えていきたいテーマです。